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婦人科内視鏡ガイドライン2024年

                    平素よりお世話になっております。 Pです。 春一番とともに花粉症一番がやってきました。         本日は東京駅で開かれている婦人科内視鏡ガイドライン2024年度の最終会議に参加させていただきました。 詳細は省かざるを得ないですが、まずは感想を。 よろしくお願いいたします。             ガイドラインというものが、まずどの科、学会にも存在し、日本、また世界において大まかな病気、治療に関して一定の水準、推奨を担保するために、数年毎にアップデートが行われます。 こういった病気、症例に関しては現状ではこういった治療、精査がいいのではないか、こういった治療は現状ではしないほうがいいのではないかといった大まかな治療を決定します。 それを莫大なデータの探索や成績をもとにエビデンスベースで、日本中の著名な先生たちがディスカッションを行い決定していきます。       小生もK教授のお手伝いで参加させていただいております。 貴重な経験をさせていただいております。 ひたすらに感謝、感謝、感謝です。           最終報告として今年度の婦人科内視鏡学会での公表となるかとおもいます。           このガイドライン会議は1年以上前から動き出しており、今回がその最終決定会議です。 膨大な時間と労力をかけて指標ができあがっていくのだなぁと感じながら会議は光の速度で過ぎていきました。 大まかに良性、悪性、子宮鏡に分かれ、各CQに対して正当性、妥当性を最終検討し、投票をおこなっていきます。 小生、巨匠に挟まれ10分で1日分の体力が消費していきました。ハァハァ、、、           2日間のディスカッションの結果、婦人科内視鏡の指標が決定しました。 今後の発表をお待ちいただければ幸いです。 すべては患者さんのために。          

International Workshop 2024 in Bangkok part 2

        皆様お元気でしょうか? 医師Kです。 私が産婦人科に入局してすぐにcovid-19が流行したこともあり外国での学会、研修は参加することができず今回が初めての海外研修ということもありとても楽しみにしておりました。   Workshopついてブログに上げさせて頂きます。   今回日本からのWorkshop参加者は総勢30名程でした。   全員が産婦人科医師で御高名な先生も数多く、 緊張感のある研修でした( 懇親会では気さくに話して頂き皆さん優しい先生ばかりでした^ ^)。       研修先はSiriraj Hospitalに併設されているTG-MET Centerという施設で他国の医師との合同研修でした。   改めて凄い場に自分がいるのだなと再認識し、 TWMUとして恥じない行動をしようと身が引き締まる思いでした 。                           下記記事では3日間の研修内容をお届けします。  まずはタイの先生方と倉敷成人病センターで婦人科の主任部長を務 める安藤正明先生のご挨拶がありました。   安藤先生といえば産婦人科医師で知らない人はいないほど有名な先 生で"行ける伝説!! と言うくらい凄い方なんですが、 お話ししてみるととても穏やかな口調で人柄も素晴らしい方でした 。         今回のWorkshopも安藤先生からTWMUのK教授へお誘い して頂いき私が参加する事になった経緯もあり、安藤先生、 K教授には大変感謝しております。   研修内容の一つとしては安藤先生の手術のビデオを供覧しディスカ ッションを行うといったものでした。                                         手術内容は患者の侵襲を最小限にするため「腹腔鏡手術」 についてでした。腹腔鏡手術は当院でも行なっており、 低侵襲といった利点等から手術適応が近年拡大されています。   腹腔鏡手術の大部分は鉗子という器具を用いて行いますが、 鉗子をいかに上手く扱うかが腹腔鏡手術のポイントの一つとなりま す。       安藤先生はこの操作が洗練されており正直2倍速なんじゃないのか !と思うぐらいとてつもない速度で手術が進んでいきました。   自分が手術を行うことも経験として力にはなりますが、 他の医師の手術動画を見るこ

International Workshop 2024 in Bangkok

突然ですがバンコクから筆を走らせております。 お久々のPです。 小生、本日外気温も心も真夏です。             なぜかと申しますと本日は倉敷成人病センターの安藤先生が主催する、 International Workshop 2024 in Bangkokに参加いたしましたので報告をさせていただきます。 まだ初日ですが、非常にエキサイティングな研修です。                             日本中から十数名の重鎮、若手の先生、タイの先生方を招いて内視鏡手術の研鑽を合同で講義、実技を行うこのワークショップは20年を迎えるようです。 小生は初めて参加しました。 K教授、ご配慮ありがとうございました。                   一子相伝伝承者予定のK先生とともに2名で参加させていただきました。 とても豪華なホテルを予約していただき、 ホテルから船で会場に向かいます。       トレーニングセンターはバンコクの中核を担う某病院の中に位置しており 地域との調和がとれた良い庭園もあります。 大学病院クラスの本当に大きな施設で集約的な治療を行っています。          会場到着後、初日はまず講義がメインとなります。  成人病センターの先生方、タイの講師陣による最先端の治療、薬物療法の講義を夕方までみっちり吸収させていただきました。 日本近日発売のE3型LEP製剤等、ふむふむな内容でした。       手術内容もMR(mixed reality)を組み合わせた筋腫核出術の有用性や、 urinary tract endometriosis, live surgeryなどなど 密度の濃い時間が流れていきます。             夕方までみっちり吸収した後は早めのディナーで親睦会です。 タイの先生方は非常にフレンドリーで言葉を超えて信頼できるような先生ばかりでした。 ขอบคุณ 加え各地から参加された先生も同じ目的のもと、会話がはずみました。 特に近い学年の先生の熱い思いを聞くと僕もまだまだ未熟で頑張ろうと痛感します。 日本には熱い先生がこんなにいるのかと。                           親睦会ではマレーシアの先生とも語りました。 どうやらマレーシアでは手術は95%が開腹術とのことで、腫瘍学会と内視鏡学会がバチバ

AREAインタビュー

 皆様 https://dot.asahi.com/articles/-/211393?page=1 AREAに田畑先生のインタビューが掲載されております。 内容は子宮筋腫や子宮内膜症についてです。 女性には普遍的な疾患でありますので、興味があれば一読いただければ幸いです。

神の手チャレンジ

              皆様寒くなってきましたね。 Pです。 昨日のM-1は最高でした。             さて、本日は日本医科大学の市川先生が主催する神の手チャレンジに参加してきました。  腹腔鏡で折り鶴を折り、タイムアタックを行う競技です。  産婦人科のみならず、獣医師、学生、他科の先生も参加され、盛り上がっていました。               コロナ禍もあり、久々の対面での競技開催となったようです。 ノービス、エキスパート部門に別れ、タイムを競います。 小生は審査官、部下のTRはノービス部門で参加しました。 秒数に正確な折り方から外れると減点方式で競っていきます。 審査中は真剣で口数も減ります。 有名な先生では1万羽おられた先生もいらっしゃいました。       まさに神の手、、、   TR先生も必死に食らいついていました。 惜しくも入賞とはなりませんでしたが、いい刺激になったのではないでしょうか。 以下奮闘の写真です。 びっくりしたのは医学部1年生も多数参加されていたことです。 数ヶ月前は高校生、浪人生だったはずなので、す、、、すごい。すごすぎる。 小生が学生のころは音楽と飲み会のことしか考えていなかったので、なにか後ろめたい気持ちにさえなっていました。。。 他に、スポンサーなど協賛なしでここまでの設備と熱意を持って会を作り上げた市川先生ならびに日本医科大学の先生方の情熱には感服しました。 忙しい業務の中どれだけここまでの行事を作り上げるのは大変なことだったでしょう。 とてもよい刺激をいただきました。             アットホームな雰囲気の中、会は終わりました。 NHKなども取材しており、今後こういった会が増えていけばいいなと感じました。 では今日はここで。        

「慢性疾患があっても「産みたい」希望に寄り添う」インタビューにつき

今回はインタビューを掲載します。       周産期・母子センター長の水主川教授のインタビューが以下サイトに掲載されております。 ログインが必要ですが、興味がある方はぜひ一読ください。   「慢性疾患があっても「産みたい」希望に寄り添う」   https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/202312/582498.html       宜しくお願いします。      

APAGE -An Asia-Pacific association for gynecologic endoscopic surgeons- その2

こんにちは、医局員 T です。 11 月とは名ばかり、まだ暑い日が続きますね。 先日、当医局 4 年ぶりの海外学会に参加してまいりました。       常夏の地、シンガポールで行われた The Asia-Pacific Association for Gynecologic Endoscopy and Minimally Invasive Therapy(APAGE) annual congress 2023 に、当医局からは K 教授はじめ、 6 名が参加いたしました。 参加者の出身国は中国、韓国、台湾、フィリピン、ベトナムなど多岐に渡り、日本からの参加者も何人もいらっしゃいました。 各会場では活発な質疑応答が行われており、英語という共通の言語でそれぞれの意見をぶつけあっていらっしゃいました。       各国の先生の講演もあり、腹腔鏡の仕切るアップトレーニングについての講演を聞きました。基礎のトレーニング、手術動画を執刀医の目線で見ることなど、国は違えど良い手術にとって重要なことは変わらないということを、改めて認識することができました。         また、今回の学会で K 教授がビデオ部門で Award を受賞されました。おめでとうございました。   学会の合間にはシンガポールのシンボルである、マリーナベイサンズに上りました。 地上 56 階からの絶景を見て、今後も良い産婦人科医になるべく励もうと心に誓いました。 今後も誠心誠意努力してまいります。