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当院の特色について

休日です、皆様いかがお過ごしでしょうか。
ブログもこなれてきた医局員Hです。
本日は当院の特色(疾患や研修)について少々お話を、、、





どの科もそうなんですが、人の病気はその科だけではどうしようもないことがあります。どうしても他科の力が必要になるときもあります。
人間の体ですので、一つの病気を一元的に治せば良いというものではなく、合併症が存在するからです。
肝臓が悪くて、骨の病気も患っているとか、脳に腫瘍があるけど、心疾患があるとかです。

当科で重要となるのは、産科では妊娠しているけれども、腎移植をされている、先天性心疾患があり、妊娠に耐えられるか、婦人科では手術が必要だけれども、何度も開腹をされている患者さんで、手術自体がリスクを伴うものであるとか、、、です。

当院では、こういった合併症をもつ患者さんが多く存在します。そして、大学病院の特色として、様々なセンターがあります。
循環器センター、糖尿病センター、消化器センター等、合併症をもつ患者さんを様々なスペシャリティーをもつ医師が連携を行い日々診療にあたっています。
一元的に診療ができない患者さんの治療を合同カンファレンスを行い、治療方針を決定していくわけです。

妊娠糖尿病、先天性心疾患合併妊娠、頻回の開腹歴のある腹腔鏡手術、絨毛性疾患、、、
おそらく他の病院では一年に一度診るか診ないかという患者さんが当院には毎日のようにいらっしゃいます。

医療はある程度合併症が重なったり、治療が確立していない疾患の場合、正解が無いため、こういった他科との連携や頻回のカンファレンスが非常に意味を持ちます。
患者さんに一番いい状態で退院していただくために、今日も医局員は身を粉にして働いております。



次に研修に関してですが、大まかに2点有ると思います。
一点目ですが、当院の研修の利点はまず上記の稀な疾患と向き合えるのが特色でしょう。ガイドラインでの一元的な治療と同時に合併症について深い知識と経験、技術を得ることができるでしょう。

もう一点は入局者が少ない!(涙)ことも利点でしょう!
豊富な症例に向き合うことができ、医局員の愛を独り占めし、経験はきっとどの病院よりも積むことができると思います。
昨年の新入局員は例年通り、一人と少なかったですが、I先生は全国で有数の症例経験者でしょう。来週御結婚も控えており、公私共にバランスの整った生活を起こっているはずです(ですよね?)。

もちろん女性に関わる科ですので、女性医師の妊娠や産後の働き方もしっかりとフォローできるような体制や医局の取り決めがありますので、興味がある先生は365日24時間お待ちしております。
(きっと今年の入局希望も3月31日まで受け付けていると思います)


では来週は東京も雪になるとのことですので、くれぐれもお体には皆様お気をつけて、、、



医局員 H 拝